台湾のことを話そう

私の12年間の台湾のことを話そう。海外に住んだからこそわかる日本のいいところも語ろう。

台湾で部屋探し〜1年目はビジネスホテル風01

台湾に住む。 まず住まい探し。 台湾では家具付きで部屋を貸してくれるところが多い。 投資目的で貸し出しているところと、家族が独り立ちした・海外へ行ったなどの理由で余った部屋を貸し出しているところがあるからだ。

住まい探しも、色々と内見して探したかったので、最初の数日はホテル暮らし。 でも、やっぱりすぐには決められなかったので、旦那さんの台湾赴任で台北に住んでいた元同僚のマンションに居候させてもらった。

台湾では単身者用の部屋があまりない。 家族は一緒に住む ことが大前提なので、そのために分譲されるマンションがほとんどだ。 単身者用として貸し出しているのは、ワンフロアを無理やり区切ったものが多い。 でなければ、ルームメイトを募集してファミリー向け物件をシェアする。 ルームメイトは友人同士とは限らない。全く知らない人(もちろん事前に面接するなりして為人を確認)と一つ屋根の下で暮らすことも全然普通。 光熱費は頭割とか、電話料金は自己申告(国際電話とかするから)、順番で掃除当番とか、それぞれのハウスルールが決まっている。 いま流行りの民泊(Airbnbなど)では、見ず知らずの他人を自宅に泊めたりして、日本人にとってはちょっと驚きかもしれないけれど、実は日本人以外は結構平気だったりするのだ。

たぶん、日本人は「暗黙の了解」とか「言わずもがな」とか「空気読め」とかを、当たり前のこととして相手にも強要する/されることを想像するから馴染めない人が多いのだろう。 中国語も英語も、主語がはっきりしていて「私は〜〜だと思う」「あなたに〜〜をしてもらいたい」とはっきり伝える言語に対して、日本語は主語を省いて話すことが一般的なので、どうしても自分の意思を伝えることに抵抗が生じてしまう。だから相手に 察すること を強要する。 言わなくちゃ伝わらない の壁は、外国語習得にも通じる、日本人の最大の難関かも。

留学直前まで東京で一人暮らしをしていたので、台湾での新生活も当然一人暮らし用のアパートを探した。 このときにお世話になったのは、日本人向け(赴任者向け)の不動産屋さん。 台湾の不動産屋さんは、通常は分譲物件を扱うところで、賃貸はやってないところがほとんど。 いろいろ迷った末に決めたのは、晶華酒店近くの雑居ビルの7Fのワンルーム。 ビジネスホテルの一室ほどの間取りしかなかったが、荷物も少なかったし、テレビ・クロゼット・ユニットバス・洗濯機と乾燥機(同じフロアで共用)が部屋付きで、MRT駅にも近かったから。

いまだから思うけれど、学生寮に入った方がよかったのだろうと思う。 テレビだって、その番組のほとんどが中国語でまだよくわからないし、いまのようにネットで楽しめるコンテンツが豊富なわけではなかったので、人生地不熟 の土地での一人暮らしは本当に寂しかった。 留学を考えている方には、提携の学生寮に入ることを強くオススメする。少なくとも最初の半年くらいは。 学生の本分はなんといっても勉強なので、勉強に集中できる環境をつくることが大切。 「日本と同じように暮らせると思うな」って、頭ではわかっていても、実際に行ってみないと実感できないけれども。


人生地不熟 ㄖㄣˊㄕㄥ ㄉㄧˋㄅㄨˋㄕㄡˊ

[成語]人に知り合いはなく土地にも不案内。初めて訪れた土地なので万事様子がわからない。 出典:Weblio辞書中国語辞典

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