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台湾人のお節介とその対応法

台湾人は人懐こい。よく言えば人懐こく、悪く言えばおせっかい。 「他人の世話を焼きたい」 それが台湾人の好意の表れなのだろう。 好意を示されると、日本人はそれを全部受け止めようとする。そうして、食べきれない量の料理をもてなされて、つい無理をして食べきってしまう。

台湾では 好意の申し出を断られる ということがおきる。 申し出を断られるとビックリする。というか、私はビックリした。 荷物を持ってあげる、とか、ついでにお使いに行ってあげる、とか。好意というのは、「受けないと悪いから断らないもの」だと思っていたからだと思う。

台湾で、誰かの自宅に招かれて食事を振舞われたことがある人はよく知っていると思うが、残したら悪いからと皿を空にすると、料理があとからあとから出てきて困ってしまうことがある。 日本でも、田舎の親戚の家などにいくとそういうことがあるけれども。 「出された食事は残さないように」と教育されて育った日本人は、もてなしをつい全部平らげようとしてしまう。 中華圏では、食事を出されたものを全部食べきってしまうことは逆に失礼にあたる。「食べきれないくらいの食事で客をもてなすことができた」というのが美しいのだ。

好意を受けたので、それをお返ししようと思って、こちらも好意を提示するのだが断られる。 「お断りするのも悪いから」と日本人なら受け入れる場面でも、「自分でできるから、いまはその好意は必要ない」のだろう。

あくまでも私個人の分析だが、「台湾人の好意」というのは、「私は有益な人物です」という意思表示でもあるのだと思う。

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台湾生活が1年くらいすぎた頃、肌荒れがひどくなった時期があった。特に暴飲暴食していたわけでもないのに、いきなり顔中にニキビが出てしまった。 バスを待っているときに、見知らぬおばさまに話しかけられ、オススメの病院を紹介された。 実にお節介な人だと思ったが、相手のためを思っての発言であると同時に、自分は役に立つ情報を持っている人間だという証明をしているようにも感じた。 情報を提供されているだけと考えれば、「いまは必要ない」と自分で判断して好意をお断りすることもある。

日本人だと「断ったら『嫌われた』と思われるかしら」と気にしてしまうこともあるだろうけれど、本当に単純に「いまは必要ないのだな」と思われるだけ。だから断っても大丈夫。 興味があるふりをすると、お節介が加速する。変に迎合しないほうが逆に親切だ。

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台湾では「ご飯食べた?」が挨拶がわり。 たとえまだだとしても、そのまま正直に言ってはいけない。 台湾人の「ご飯食べた?」には、「ちゃんと健康を気遣ってる?」とか「三食食べられるくらいに仕事で稼げてるの?」とかいう気遣いも含まれているのだろうと思う。 だから、それに対応する返事は「お腹いっぱいです。(関心いただいて)ありがとう」。

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吃飽了沒? ㄔ ㄅㄠˇㄌㄜ˙ㄇㄟˊ?

ご飯食べた? 対応するには「吃飯了。謝謝」

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